国道を行き交う車にアピールする参加者(11月22日、京丹後市峰山町)

 京丹後市峰山町で毎週金曜日に原発の無い社会の実現を訴えるキンカン行動が11月20日、400回目を迎えました。市民有志が参加し、2012年8月24日のスタートからほぼ休まずに続けられています。

 取り組みを始めたきっかけは、京建労奥丹後支部主婦の会が12年4月、福島県南相馬市で行った震災ボランティアでした。原発事故の被害を目の当たりにし、「復興支援とともに、原発ゼロ実現のために何か行動したい」と考え、首相官邸前で行われていたキンカンに呼応して開始することになりました。

 宣伝では、JA京都峰山支店前で夕方5時半(冬季は5時)から30分間、参加者がプラスターなどを掲げてスタンディングを実施。ハンドマイクを使ってラップ調のコールやスピーチも行っています。

 400回目の宣伝では、「力をそそげ、福島復興、原発廃炉」「原発なくそう」のプラスターを掲げた参加者が国道を行き交う車に向けてアピールしました。

 スタート当初から参加している同「主婦の会」の下岡久美子さんは、「とにかく続けることが大事だと思って取り組んできました。これからも、原発ゼロの実現まで続けていきたい」と話しています。