日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員は10月17日、衆院比例代表近畿ブロックの、たけやま彩子候補とともに、宇治市内で開かれた演説会で、11月29日告示の宇治市長選の勝利と、総選挙で野党連合政権を勝ち取るための奮闘を呼びかけました。

 倉林氏は、菅政権が日本学術会議の人事に介入し、会員候補6人の任命を拒否している問題を「戦争につながる道」と危険視し、安保法制の強行、「敵基地攻撃」の検討など、安倍政権の継承を掲げる菅政権を厳しく批判し、「総選挙で政治を転換し、憲法を守る新しい政権の確立に力を合わせよう」と訴えました。

 2度の消費税増税、社会保障の切り捨てなど、暮らしと経済に打撃を与えた安倍政権を振り返り、現政権を倒すには、市民と野党の共闘しかないことを強調。コロナ禍の国会で、給付金や休業補償などの支援制度の実現、30を超える法案の共同提案など野党共闘の到達を紹介し、「野党連合政権ができれば、すぐに実現できる法案があります。総選挙は、日本共産党を伸ばして、私たちの願う希望ある政権を取りに行くチャンスです」と力を込めました。

 たけやま候補は、ジェンダー平等の社会、コロナ危機を乗り越え子どもの学びを保障する少人数学級などを新しい政権で実現しようと訴え、「小選挙区での野党共闘の前進、比例近畿ブロックで日本共産党の議席を倍の4議席に伸ばすため全力でがんばります」と決意を語りました。

 宇治市長選挙に関わって、日本共産党も参加する「21宇治市民ネット」の本庄豊共同代表が、市民生活の実態と切実な要求について紹介。日本共産党の宮本繁夫宇治市議が、市政の特徴と市民生活を応援する市政転換への決意を語りました。