地元商店主の意見を聞く(右から)蔵田京都市議、児童劇団やまびこ座の座員

 京都府・市が京都こども文化会館(エンゼルハウス)を11月に廃止すると発表していることをめぐり、利用団体、労組、個人などでつくる「公的・文化施設のあり方を考えるネットワーク」と「京都こども文化会館を大切に守り☆よくする会。」は9月19日、会館周辺に閉館・廃止反対を呼び掛ける署名の協力を呼びかけました。

 会のメンバーに加え、日本共産党の蔵田共子京都市議、成宮真理子府議らが「演劇を見て、自分も出演してきた思い出の舞台。残してほしい」「『こども』を冠した施設を廃止することは恥ずかしい」「なぜ40年で老朽化し使えなくなるのか、議会でも疑問の声が出された」などと訴え。

 地元商店の店主らからは「説明も聞いていない。老朽化した施設を取り壊したとしても、

公開されて地域の人々が集まれて、未来につながる場所として活用できないのか」「なくなるのは寂しい」「地元議員(保守)からはもう廃止は決まっていると言われた。今から何とかなるのか」「耐震上危険で入れないんですよね」などの意見が出されました。

 これに対し、会のメンバーらは「子どものための施設を安易に廃止せず、住民や利用者の意見をしっかりと聞いて、検討し直すべきでは。声を上げるのは今からでも遅くない」と訴えました。

 インターネットでの署名も取り組んでいます(10月上旬まで)。ホームページhttp://chng.it/fjR7pnysyp