「京都退職教職員の会・西右京支部」(京都市右京区、西京区)は7月15日、西京区の阪急桂駅前で署名宣伝を行い、新型コロナウイルスの感染防止の観点から、学校のクラス規模を20人程度に減らすよう京都市長に求める緊急署名「子どもたちの学習の保障と感染防止は少人数学級で!」を呼びかけました。

 緊急署名は、京都市教職員組合と新日本婦人の会が呼びかけ団体となり、▽子どもたちの心身のケア・丁寧な学習保障と感染症防止のために20人程度の学級▽7時間授業の一律実施の中止▽消毒、清掃など、教職員の感染予防の取り組みをサポートする人員の配置―を要望する内容。7月末を締め切りに広げています。

 リレースピーチで、同西右京支部の倉田厚子支部長は、感染防止対策として3密(密集、密閉、密接)の回避が言われ、観劇やスポーツ観戦では人数制限がされるが、学校は再開後も学級規模が40人のままで、多くの学校で密集は避けられない状態だと指摘。「ヨーロッパでは1学級20人程度。先生を増やして子どもたちの学級の密をなくしましょう」と協力を訴えました。

 孫が向日市の小学校に通うという女性は、「孫のクラスは25人ですよ」と話し、署名に応じていました。

 この日、西右京支部は、「安倍9条改憲NO!」を訴える普段の憲法宣伝と併せて、学習保障の願いをアピールし、「『憲法を守る』『子どもの教育を守る』2つの署名に協力を」と声を響かせました。