星さんが撮影したオスプレイとみられる航空機(6月29日)

 米軍機・オスプレイと見られる航空機が6月29日、京都市内上空を飛行していたことが、分かりました。京都平和委員会の星正雄さんが目撃し、写真撮影しました。星さんは「人口密集地の上空を飛んでおり、事故が起きれば大変な事態になる」と危険を感じたと話しています。

 星さんによると同日午後5時過ぎ、左京区の百万遍交差点の南側の路上で、航空機のエンジン音のような音が聞こえて上空に目を向けると、「灰色で、両翼にプロペラがついた軍用機のような機体」が見えたといいます。肉眼で機体の特徴が分かる高度を飛行していたと説明します。

 また、1機目が去った1分ほど後に、同様の特徴を備えた2機目の航空機が同じ方角から飛来してきたといいます。

 同平和委員会の片岡明理事長によると、同日に山口県・岩国基地から神奈川県・厚木基地にオスプレイが飛来しており、他地域での目撃情報と撮影された機体の特徴から、「厚木に向かうオスプレイと見られる」と語ります。

 本紙が、防衛省に京都府上空の飛行の事実を確認したところ、同省は「承知していない」と回答しました。

 オスプレイの飛行をめぐっては、昨年12月に滋賀県での日米合同訓練に参加したオスプレイが府内上空を飛行したとみられ、西脇府知事が上空を飛行する際は事前連絡を求めていく意向を示していました。

日米合同訓練に参加したオスプレイ

 今回の目撃情報について、府総務調整課は防衛省から飛行に関する情報提供は無く、府として飛行したかどうかも承知していないとしています。

 片岡理事長は、「都市部の上空を、危険なオスプレイが飛行していることは許されない。全く情報提供も行われておらず、自治体としても事実関係を調べ、抗議するべきだ」と話しています。