八幡市・男山第二中学校体育館に設置されたエアコン

 八幡市議会の文教厚生常任委員会は7月9日、昨年度末にエアコンが整備された同市立男山第二中学・第三中学の体育館・武道場を視察しました。災害時の避難所となる体育館などにエアコンを整備したのは同市内の学校では初めて。

 整備された2校とも、都市ガスを燃料として空調をおこない、災害などで都市ガスの供給が停止した場合も運転できるようガス変換器を使ってプロパンガスを使用できるようになっています。体育館の場合は、室内機8台、送風ファン10台で冷気を循環させます。  

 設備設置後、新型コロナウイルス感染拡大による休校になっていましたが、学校再開直後の入学式(6月)では、エアコンが稼働し、学校関係者から「涼しく、過ごしやすかった」と喜びの声が上がったといいます。視察時も、両校とも中学生が授業などで利用していました。  

 2校での整備事業費は合計1億1080万円です。それぞれ、総務省、環境省の制度を活用し、補助金・交付税措置などの国からの支援を受けました。八幡市独自の財政負担は29%程度です。  八幡市では、今年度、残る2つの中学校の体育館にエアコンを整備します。日本共産党八幡市議団は、すべての小学校の体育館に計画的にエアコンを整備するよう求めています。(Y)