■15日には経産・環境両省へ要請行動も

 広大な森林を伐採して豊かな環境を破壊し、防災上も懸念されるメガソーラー建設に反対する住民運動が各地で起こるなか、自然環境や住民の安全を守るための法規制を国に求める集会が14日、東京都で開かれます。「南山城村の自然を守る会」など全国の住民団体が呼びかけ団体となって開催されるもので、5団体の1つとして同会が活動を報告。翌日は、経産・環境両省への要請行動を行います。

 「全国メガソーラー問題中央集会~自然と調和し、地域と共生する再生可能エネルギーを考える」と題して、午後1時から、東京都中野区の「なかのZERO」(もみじ山文化センター)大ホールで開かれます。自由法曹団京都支部の元団員・籠橋隆明弁護士が関わる愛知県東浦町の住民組織前代表が開会あいさつ。

 再生可能エネルギー特別措置法(FIT法)の問題点や、環境アセスメント、事務局による経産・環境両省への要請の必要性と要請案の報告のあと、スペシャルゲススト野口健さん(アルビニスト)が同席するなか「南山城村の自然を守る会」をはじめ栃木、長野、千葉、岡山各県の住民団体のメンバーが活動報告。

 集会宣言として経産・環境両省への要請文を採択し、条例違反の業者の造成を許可した市を提訴した伊豆市の住民組織代表が閉会あいさつする予定です。

 環境破壊、防災上問題のあるメガソーラー反対の全国的な集会は、 昨年10月、長野県芽野市で開かれた「全国メガソーラー問題シンポジウム」に続くものです。

 問い合わせ☎090・2333・3593(事務局・小林)