安倍政権は、核兵器禁止条約の国連での採択に、被爆国としてリードするどころか妨害者でしかありませんでした。このほかにも、9条改憲推進、原発再稼働…。森友公文書改ざん問題で、この政権の堕落と腐敗ぶりは極まっています。

 そんな時に、相手候補は、安倍首相やその与党から推薦を受けて立候補すると表明しました。しかも、復興庁の事務次官時代には、自主避難者の住宅支援打ち切りに加担しました。こんな人物には、全国どこの知事にもなってほしくないと思います。

 今回の選挙で、「つなぐ京都」の呼びかけ人になりました。共産党と一緒になって、選挙を闘うことにちゅうちょがない訳ではありません。しかし、安倍政権にノーと言える知事を誕生させるために、府民や政党が小異を捨てて、一致して闘うべき時でしょう。

 原発ゼロをはじめ、憲法を守り、その理念を生かす知事が京都で生まれるなら、国内に衝撃が走るでしょう。そのために、微力ながら力を発揮したいと思います。 (宇治市)

(「週刊京都民報」4月1日付より)