1月の綾部市長選で広がった市民との共同を政策や地域づくりに生かそうと、「みんなでつくる綾部民主市政の会」は2月23日、生活保護をテーマにした「第1回綾部くらしの学習懇談会」を開催し、15人が参加しました。

 同市長選では、同会から堀口達也氏が立候補し、社民党関係者や市民団体代表、連合系労組などが初めて支持を表明しました。

 同会事務局の井田一巳さんは、「共同が広がるもと、学習懇談会を通じ、共通の要求に基づく政策づくりにつなげていきたい」と話しています。

 学習懇談会は今後、毎月第4金曜日に開催していく予定です。

 学習会では、社会福祉士の庄克己さんが講演。庄さんは、生活保護制度は、「憲法の生存権と幸福追求権を具現化するもの」と強調。しかし、行政の水際作戦とともに国民の間に「保護は施し」という負のイメージが広がっているもとで、捕捉率は2割に過ぎないとし、「制度が適正に執行されていないことが最大の問題」と訴えました。

 参加者からは、「車を所有していると受給できないのか」などの質問が出され、制度への理解を深めました。