「京セラの社長さん、今なら間に合います。京都市美術館の名前を返して下さい」――。京都市が市美術館(左京区)の命名権を京セラに売却した問題で、市民らが1月23日、伏見区の京セラ本社前で抗議の宣伝をしました。

 取り組んだのは、市民や芸術家らでつくる「京都市美術館問題を考える会」、「京都・水と緑をまもる連絡会」などです。

 日本共産党の森田由美子市議も参加。参加者10人は、寒風の中、次々とマイクを握り、「命名権のための費用50億円は市に寄付して、市美術館を京セラ美術館にするのは止めてください」「市民の美術館に企業の名前はふさわしくありません」などと訴えました。