安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)呼びかけ人の中野晃一さん(上智大学教授)が14日、日本共産党のこくた恵二候補(京都1区・比例近畿)の応援のため京都入りし、街頭から訴えました。大要を紹介します。

■対話の中で政治を切り開いた日本共産党押し上げて

 こくたさんの応援をどうしてもしたくて、京都に参りました。「市民と野党の共闘」を土台から支えてくださった、恩人のような方。鋭い目線と、包容力のある微笑みで、つらい局面でも何度も励まされました。信念と、柔軟な発想を持たれた政治家だと思います。

 安倍首相の解散権の乱用によって総選挙が行われます。小池百合子都知事が都民ファーストと言いながら、都政を放り投げるなど、非常に分かりにくい政治状況です。安倍首相は、国家予算や国有地を私物化してお友達を優先したり、憲法の解釈を変えて戦争ができるようにするなどしています。こんな政治は私たちが築いてきたものとは違います。本来は一般市民が自分らしく暮らせるために政治があるのです。

 先日、ドイツ人のジャーナリストから取材を受けました。ドイツでは連立政権が当たり前で、9月に行われた総選挙の結果、メルケル首相のもと、民主同盟(黒)、自民党(黄)、緑の党(緑)の3党連立が進められ、それぞれの政党カラーがジャマイカ国旗と同じ色で「ジャマイカ連立」と呼ぶそうです。そのジャーナリストは、「日本はこのまま(「自民」と「希望」が争う構図)いけば、黒、黒の大連立ではないか」と言いました。

 こんな暗黒の政治を許してはなりません。ぶれないでしっかりとした信念を持ち、対話の中で政治を切り開いてくれた、日本共産党を比例で押し上げるのはもちろん、こくたさんをこの1区で押し上げ、私たちの声を国会に届ける政治にしてほしいと思います。