京都総評(岩橋祐治議長)は24日、京都市中京区のラボール京都で第69回臨時大会を開き、生活・雇用の危機突破、貧困の一掃と格差の是正などを柱とした09京都国民春闘方針を確認しました。
 岩橋議長は、世界的な景気悪化の中で行われている「派遣切り」などの不当な解雇を許さないたたかいを強めることを強調。全国でトヨタ、日産、マツダ、いすゞなどの大企業で非正規労働者が立ち上がり、全労連に結集する労働組合に入ってたたかうなど、かつてない状況が広がっていることを解説し、「京都のすべての非正規労働者や未組織の労働者と共同を広げ、生活と雇用の危機を突破し、自民党政治を変える大闘争を展開しよう」と訴えました。
 09京都国民春闘方針では、生活と雇用の危機の突破と、自民党政治、新自由主義に終止符を打ち、憲法が暮らしに生かされる政治・経済への転換を図るたたかいにすることを位置づけ、▽不当な解雇や雇い止めを許さない雇用の危機突破▽すべての労働者の生活改善につながる賃金の改善・底上げ▽人間らしく働くルールの確立▽後期高齢者医療制度や、京都市の「まちづくりプラン」廃止・撤回などの社会保障闘争を進める―などを確認しました。