ヒロシマへの原爆投下から63年目の6日、京田辺市役所前で平和のつどいが開かれ、約30人の市民が参加しました。広島市で開かれている原水禁世界大会に仲間を送り出した民青同盟の青年らも駆けつけました。
 参加者からは「京田辺へ越して来た時に小学生だった娘が今では保育士になっている。先日その娘が子どもたちに平和の大切さを伝えたいと自分が読んだ絵本がないかと家に探しに来た」「京都で過した学生時代、みんなの応援で第1回目の原水爆禁止世界大会に参加しました。今は『後期高齢者』と言われるようになったが、むしろ『好機到来』と思って、核兵器廃絶のためにこれからもがんばりたい」など、平和への思いが語られました。
 また、広島市の世界大会に参加している大学生(京田辺市)の方から携帯電話を通じて、「平和式典会場のすぐ近くにいます。たくさんの人が核廃絶を願っている姿を見て、私たちの世代が被爆体験をどう受継いでいけばいいか、何をしたらいいか考えています」とメッセージが参加者に送られました。
 その後、8時15分にラジオから聞こえてくる広島市の平和式典の鐘の音に合わせ参加者が黙祷をささげました。(青木綱次郎)