帝国データバンク京都支店が5日発表した7月の企業倒産概況によると、府内倒産件数は43件(負債総額48億5200万円)で、3カ月連続で倒産件数が増加しました。
 倒産した企業のうち、景気低迷による「不況型」倒産は2カ月連続で80%を越えました。負債1億円未満の中小・零細企業の倒産は32件で、構成比約74・5%と昨年12月から8カ月連続して構成比70%を超えています。
 同支店によると、ガソリンや食料品などの高騰により個人消費が減退。各種の原材料価格の高騰による企業収益の悪化や不動産投資の停滞などにより企業をとりまく環境は厳しさを増すばかりで、当面、中小・零細企業の倒産多発傾向は続き、倒産件数、負債ともに増加傾向が続く、と予想しています。