民青同盟京都府委員会と日本共産党京都府委員会は5月31日、京都市内で第1回「現代政治学講座 新自由主義と日本の格差社会化~今日の時代をどう学び生きるか~」を開き学生や社会人など青年35人が参加しました。
 生活保護問題対策全国会議代表幹事で弁護士の尾藤廣喜、神戸女学院大学教授の石川康宏の両氏が講演しました。
 尾藤氏は、貧困や格差が広がる現状を紹介し、「若い人たちが貧困の問題に取り組み、自分たちの問題を自分たちでうったえることは大切」と述べました。
 石川氏は、兵庫県の労働組合が「30で親からもらうお小づかい」「国保料立て替えといてお母さん」「弟と並んで行く先派遣先」と作った川柳を紹介し、「こういう状況を笑い飛ばして闘う力が青年にはある」と話しました。
 参加者からは「ドイツの日本経団連のような組織は日本の非正規雇用についてどう考えているのか?」「生活保護はどこで相談に乗ってもらえるか?」などの質問が出されました。
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 「現代政治学講座」は、毎月1回第4土曜日に定期開催する予定。
 第2回は、6月28日14時から機関紙会館5階にて開きます。日本共産党の森原公敏国際局次長が、「世界の窓から見た日本」と題して講演します。