「市政刷新の会」の中村和雄京都市長候補は仕事始めの4日朝、京都市役所前と府庁前で宣伝し、通勤する職員や市民らに、「無駄、不公正な税金の使い方を変え、2月17日、市民の手に京都市政を取り戻そう」と訴えました。
 市役所前で、京都市職労の組合員や日本共産党京都市議団とともに宣伝に立った中村候補は、今の京都市政について、裁判所が違法と認めた同和奨学金の返済肩代わりを今後20年間で40億円も支払い続けようとしていることや、学校運営費削減の影響で雨漏り、防火シャッターが放置される学校がある一方で、一部の学校にばく大な予算が使われる格差のある京都市の教育行政などを批判しました。
 井上哲士参院議員は、薬害肝炎被害の一律救済が実現に向かい、民主党も賛成した児童扶養手当削減が凍結されるなど、「国民の声が政治を動かし、悪政のごり押しを許さない新しい流れが始まっている」とのべ、「京都市長選の動向に永田町の注目が集まっている。『大連立』候補相手になんのちゅうちょもいらない。今の市政を変えたいという一点で党派の違いを超えて手をつなぎ、市民が主人公の京都市政をつくろう」と語りました。