“土と炎の詩人”と称された陶工、河井寛治郎「炎の造形」展が、アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府乙訓郡大山崎町)で開催されています。 寛治郎(1890ー1966)は、京都五条坂で作陶を開始、柳宗悦らとともに「民藝運動」の中心的役割をにないました。
 中国や朝鮮の古陶磁に倣った若い時代の作品や、「民藝運動」時代の作品、晩年の手や人間の顔をモチーフにした陶彫像など、卓越した技術を駆使した、多様な造形と生命力あふれる作品、約70点が展示されています。
 寛治郎のもとで学んだ河井博次、河井武一、高橋一智や、現役で活躍する森山雅夫など10人の作家の作品も展示されています。
 12月9日まで。問い合わせは、TEL075・957・3123。