23日に行われた自民党総裁選挙結果について、日本共産党京都府委員会の細野大海書記長は次の談話を発表しました。
 ○総裁に選出された福田康夫氏は、2010年に憲法改正を発議するとして発表された自民党の改憲案作りで9条改憲を取りまとめた責任者でありながら、改憲を声高に叫ぶことはできなかった。また、小泉内閣の官房長官として自身が推進してきた「構造改革」の「修正」「高齢者医療費負担増の凍結」や「障害者自立支援法の抜本的見直し」を口にせざるを得なくなった。
 ○安倍首相の政権投げ出しから、新総裁選出にいたる一連の経過は、参議院選挙に示された国民の自公政治ノーの声が現実政治を動かす新しい時代が始まっていることを証明した。
 ○同時に自民党の政治的衰退の姿も鮮明になった。自民党は、どんなに国民の厳しい批判にあっても、「構造改革」継続、消費税増税、アメリカいいなりの自衛隊の海外派兵などの点で、従来の政策を柔軟に切り替えることができなくなっている。
 ○福田・自民党が早晩、政治的に行き詰まり、解散・総選挙に追い込まれることは必至だ。日本共産党は、自公政治に代わる新しい政治をひらくために全力をつくす。