昨日10日、東山区の将軍塚で12回目のカシナガ駆除を行いました。参加者は11人と少なめでしたが、羽化の時期に入る時点での重要な行動になりました。
 暖冬で今年の羽化が早まるのではないかと心配でしたが、初夏の冷え込みで立木からの羽化はまだでした。ところが、伐採してビニールを被せて薫蒸処理をしている枯死木は温室状態になっているため、羽化が始っていました。耳を近づけるとキチキチの鳴いており、さかんにビニールの内側でとびまわっています。
 5月の時にはカラスが空けたと思われる穴が多数あり、ガムテープで塞いでいったのですが、今回、丁寧に見ていくと穴だけでなく、ビニールの継ぎ目に大きな隙間が多数できていました。これではいくらでも脱出していきます。はじめはガムテープでも塞ぎましたが、森林管理事務所から持ってきていた、新しい大きなビニールですっぽり覆い、周りをスコップで穴を掘り、土を被せていきました。
 人数も少なかったため、全部は処理できませんでした。たぶん五分の一程度でしょう。引き続き、6月24日、7月8日に作業します。できるだけご参加ください。(前田直人)