講談社からでている『生協の白石さん』という本が、いま人気です。
 東京農工大・生活協同組合の白石さんが、リクエストカードに書かれた学生さんの要望に回答するという内容の本ですが、「牛を置いてくれ」「愛がほしいです」などのトンデモな要望にも丁寧に答えようとする白石さんの姿勢がとても面白いです。
 リクエストカードは私の通う龍谷大学の生協にも置いてあると知り、どんなものだろうと早速覗きにいきました。暇な学生のふざけた要望に、白石さんのように丁寧にユーモアをまじえて回答しようとする生協職員はあまりいないだろう、そう思っていましたが、うちにもちゃんといました。 
 名前はマエダさん。白石さんと同じくマエダさんも、リクエストカードの要望にいちいちユーモアをもって答えてくれます。ちなみに8枚掲示されているうちの三枚が「値下げしてください」という要望で、イラストを書いたりゴシックで強調したりして、それぞれ値下げの要望をアピールしていました。マエダさんは1枚1枚に異なる感想をかいて対応してくれています(値下げは難しいそうです)。
 学生と生協職員は普段話すこともないので、こういうかたちでコミュニケーションをとるのもいいですね。大学生の皆さんは、是非、大学生協のひとことカードを活用しましょう。邪魔にならない程度に。(もぐら)