自民党の中川泰宏衆院議員、野中広務元衆院議員両派の候補で骨肉の争いとなった南丹市長選をめぐり、当選したばかりの中川圭一市長が公選法違反容疑で逮捕されたことは、汚れた勢力の実態を浮き彫りにしました。同時に、23日告示の知事選で両派に推される山田啓二知事の責任が問われるもので、「公正・公平な立場」「透明性の高い開かれた府政」(2月26日発表の「基本姿勢」)との公約に大きな疑念を抱かせます。
 中川市長が逮捕される前日の11日、京都市下京区のシルクホール。中川衆院議員が代表世話人を務める京都府農林漁業振興協議会が、山田知事の再選をめざして「府農林漁業団体総決起集会」を開きました。
 主催者あいさつで中川衆院議員は、「小泉首相に山田知事でいいのかと問われ『すばらしい人です』と答えた。4年前に戦った私が言うのだから間違いない。新しい時代を担えるのは山田知事しかいない」と力説。続いて来賓としてあいさつした清水鴻一郎、井澤京子、山本朋広各衆院議員と、野中元衆院議員らが壇上で見守るなか、山田知事は「どうか私を先頭に立たせてほしい」と深ぶかと頭を下げました…(詳しくは「週刊しんぶん京都民報」3月19日付)