講演する井上氏(10月18日、京都市左京区)

 「消費税をなくす京都の会」は10月18日、京都市左京区で総会と学習会を開催し、消費税減税と廃止を目指して運動を広げていくことを確認しました。

 同会の平井一二三共同代表があいさつし、消費税導入前からの運動を紹介しながら、「今の厳しい暮らしの中で、消費税に多くの人が苦しめられている。消費税をなくしてほしいという世論が広がっています。消費税廃止の輪を広げていこう」と述べました。

 日本共産党の井上哲士前参院議員が、「新しい国会情勢の中 消費税減税・廃止をどう進めていくのか」と題して講演。

 日本維新の会が公約に掲げていた「消費税減税」を棚上げにして、自民党との連立協議で国会議員定数削減を狙っていることについて、「参院選での国民の審判と逆行している」と強く批判。参院選では消費税減税を掲げた政党の得票が自民党の得票を上回ったとし、「消費税減税を実現させることこそが国民の声だ」と強調しました。

 さらに選挙中には自民党内で高市早苗総裁など、多くの自民党候補が消費税減税を訴えたとし、「減税賛成派が結束すれば減税実現は可能。運動をさらに広げ、減税・廃止を求めていこう」と呼びかけました。

 佐々木保幸税理士が、インボイス制度の実態や中小業者への影響などについて報告しました。

 総会では、消費税減税を求める世論が広がるもと、府内各地で取り組まれている運動が交流されました。