【参院選2025】消費税5%へただちに減税、学生から「頑張って」 共産党・倉林候補雨中、熱い訴え「自民追い越し、自公政治終わらせよう」

参院選(20日投票)最終盤の7月17日、京都選挙区(改選数2)で当落線上の大接戦となっている日本共産党の倉林明子候補は、大雨の中、京都市内の右京区、伏見区などで街頭演説に立ち、「自民党に追いつきました。追い越し、追い落とし、自公政治を終わらせようではありませんか」と呼び掛けました。
伏見区の龍谷大学前では、後援会員ら10数人と宣伝。倉林氏は、物価高から暮らしを守るには、消費税減税と賃上げが一番効き目があると指摘。「廃止を目指してまずは、5%へただちに減税、そして弱い者いじめのインボイスはキッパリ廃止」と述べると、大学生から「頑張って」の声援も。
財源について、大企業や大金持ちに応分の負担を求めると述べ、10年間で大企業に追加減税した分だけでも11兆円あるとして、「恒常的な財源を作れば、減税へ踏み出すことができます。決して後戻りしない、消費税減税を願うあなたの一票を日本共産党と、倉林明子に託してほしい」と呼び掛けました。
暮らしを守るために賃金アップも必要だとして、最低賃金を時給1500円に、そして1700円を目指すと主張。実効あるものにするには、どんな職場でも賃上げができるよう、中小企業への直接支援とセットで取り組むことが重要だと指摘。財源として、大企業の内部留保に課税する提案を述べ「内部留保を吐き出させるという仕事は政治の仕事。その仕事をやらせてほしい」と訴えました。
自公と維新による病床削減、OTC類似薬の保険外しを厳しく批判。「コロナで救える命を救えなかった教訓を忘れたのか。保険料を払っているのに薬が必要になったら自己負担、値段は40倍、50倍、もってのほかではないですか」と厳しく批判。国民民主は賛成、参政党は終末期医療について自己負担と言い始めたことに対し、「がん患者はお金がなければ痛みに悶え死ねというのか。こんな改悪、悪だくみは絶対に許すわけにはいかない」とキッパリ。今やるべきは、医療機関や介護事業所への直接支援であり、医療介護などのケア労働者のの賃上げ、増員が緊急に必要だと述べ、「看護師12年、医療・介護崩壊と正面から対決する議席を何としても守り抜かせていただきたい」と強く訴えました。