【参院選2025】国会に倉林さんの訴えがなくなることは、私たちにとって大きな損失です/京都工芸繊維大学名誉教授・羽藤由美さん

訪問介護に支えられて
父が亡くなった後、母は故郷の今治で94歳まで一人暮らしを続けました。一人っ子の私が京都で定年退職まで働き続けられたのは、週3回の訪問介護で母を支えてくれたヘルパーさんたちのおかげです。母の様子を記したノートは、月に一度帰省する私を安心させてくれました。制度にもヘルパーさんたちにも、感謝してもしきれません。けれど今、その訪問介護制度が報酬削減と人手不足で崩壊の危機にあります。
「現場へ行け」追及に思わず拍手
そんな中、倉林明子さんは国会で現場の声と客観的データを突きつけて、改善を粘り強く求めてきました。「現場へ行け!」と大臣に迫った時には、思わず拍手をしてしまいました。倉林さんは男女格差の是正にも力を尽くしてこられました。参政党のように子育てを(このままでは介護も?)女性の責任とするような勢力が力を増す中、国会に倉林さんの訴えがなくなることは、私たちにとって大きな損失です。京都選挙区の皆さん、どうか倉林明子さんにあなたの一票を!〔寄稿〕