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11月21日(土)~12月6日(日)11時~19時(月曜休、但し祝日は開館、翌休。入場18時半まで)、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA〔アクア〕(京都市中京区油小路通御池押小路町238-1。地下鉄東西線「二条城前」2番出口南東へ徒歩約1分。Pなし)TEL075・253・1509。※ご来場の際は公共交通機関をご利用下さい

岡崎は、従来のオブジェ思想で見落とされたものを補うという「御物補遺(ぎょぶつほい)」の思想を1963年に確立し、多様な素材と方法で数多くのオブジェを制作して、戦後日本美術の歴史で重要な位置を占めてきました。大西は、版画技法を出発点として、大小様々な日常の物体を樹脂によって型取りして彩色し複製する作品で知られています。
これまで、岡崎と大西は、2011年と2013年に2人展を開催してきました。40歳以上年の離れた2人の作家は、オブジェに対する感心や、型取り、マルチプル、複製・再生産といった問題を共有しつつも、その制作方法は大きく異なります。今回、岡崎はHISASHIシリーズを、大西はVacuumシリーズを展示します。2人の作品を1つの空間に展示することで、それぞれの作品の独自性が浮かび上がると同時に、オブジェによる表現の深さと広がりが明らかになるはずです。
副題の Born Twice は、「2回生まれること」を意味します。一度作りだされたモノが、再びオブジェとして生まれることを指しています。そこには芸術の創造性にある再生の力が働いています。本展覧会では、作品の展示に加えて2人のオーラル・ヒストリーの映像を上映します。時代とともに新しい解釈を生み出す「資源としての芸術」という視点から2人の作品を捉えるためです。本展が岡崎和郎と大西伸明という2人の作家による独特なオブジェの世界を紹介すると同時に、資源としての芸術について考えるきっかけにもなればと考えています。 加治屋健司(京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授)

無料。

問い合わせTEL075・253・1509。

【関連イベント】
11月21日(土)16時~ 作家を交えてのオープニングレセプション(谷穹個展と合同開催)

https://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/11/20151121-09.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/11/20151121-09-150x150.jpgkyomin-minpo画廊・ギャラリー11月21日(土)~12月6日(日)11時~19時(月曜休、但し祝日は開館、翌休。入場18時半まで)、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA〔アクア〕(京都市中京区油小路通御池押小路町238-1。地下鉄東西線「二条城前」2番出口南東へ徒歩約1分。Pなし)TEL075・253・1509。※ご来場の際は公共交通機関をご利用下さい 岡崎は、従来のオブジェ思想で見落とされたものを補うという「御物補遺(ぎょぶつほい)」の思想を1963年に確立し、多様な素材と方法で数多くのオブジェを制作して、戦後日本美術の歴史で重要な位置を占めてきました。大西は、版画技法を出発点として、大小様々な日常の物体を樹脂によって型取りして彩色し複製する作品で知られています。 これまで、岡崎と大西は、2011年と2013年に2人展を開催してきました。40歳以上年の離れた2人の作家は、オブジェに対する感心や、型取り、マルチプル、複製・再生産といった問題を共有しつつも、その制作方法は大きく異なります。今回、岡崎はHISASHIシリーズを、大西はVacuumシリーズを展示します。2人の作品を1つの空間に展示することで、それぞれの作品の独自性が浮かび上がると同時に、オブジェによる表現の深さと広がりが明らかになるはずです。 副題の Born Twice は、「2回生まれること」を意味します。一度作りだされたモノが、再びオブジェとして生まれることを指しています。そこには芸術の創造性にある再生の力が働いています。本展覧会では、作品の展示に加えて2人のオーラル・ヒストリーの映像を上映します。時代とともに新しい解釈を生み出す「資源としての芸術」という視点から2人の作品を捉えるためです。本展が岡崎和郎と大西伸明という2人の作家による独特なオブジェの世界を紹介すると同時に、資源としての芸術について考えるきっかけにもなればと考えています。 加治屋健司(京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授) 無料。 問い合わせTEL075・253・1509。 【関連イベント】 11月21日(土)16時~ 作家を交えてのオープニングレセプション(谷穹個展と合同開催)京都のイベントの最新情報がわかる京都イベントナビ