綾部市長選に安富政治氏「物価高に苦しむ市民の実態に触れ決意」綾部民主市政の会が擁立発表/2026年1月18日告示・25日投票

任期満了に伴う綾部市長選(来年1月18日告示、同25日投票)について、労組や民主団体、日本共産党などでつくる「みんなでつくる綾部民主市政の会」は12月18日、元府職員で同会副代表幹事の安富政治氏(71)=新人=を擁立すると発表しました。同日、綾部市内で記者会見を行いました。
会見で安富氏は、11月から同会が取り組んでいる住民アンケートの責任者を務める中で、「お風呂は3日に1回」「肉や魚は買わない」など物価高に苦しむ市民の実態に触れたことを強調。「(市民の現状を)一番よく知っている自分自身が立候補しなければと思った。寄せられた要望には政策に反映できる部分がかなりある」と述べました。
今期で引退する山崎善也市長の4期16年の市政について、綾部駅北側の整備などを評価した上で、過去20年間で市内の事業所が25%減少したことなどを例に、「不都合なことは言ってこなかった」と指摘。現市政の検証が必要だと語りました。
具体的な公約は年内にまとめる予定だとし、「いただいた住民の声を反映する政策を提案していきたい」と述べました。
同市長選には他に、自民党元府議の四方源太郎氏(51)が立候補を表明しています。
やすとみ・まさはる(安富政治) 静岡県浜松市生まれ。京都大学農学部卒業。綾部市の京都府畜産研究所(現京都府農林水産技術センター畜産センター)などに勤務。京都府職員労働組合綾部支部の副支部長、綾部地方労働組合協議会議長など歴任。現在は、畜産環境アドバイザーで自営業(建設業)。



