会場に集まった市民2500人とともにそろい踏みする福山さん(前列の青色のたすき)=10日、みやこめっせ

 京都市長選(1月21日告示、2月4日投開票)で、福山和人候補を必ず市長に押し上げようと「つなぐ京都2024」は1月10日夜、みやこめっせ(左京区)で決起集会「京都に福を呼ぶつどい」を開催しました。各地域、団体から2500人が会場に詰めかけた熱気あふれる集会となり、多彩な市民や政党の代表・議員が応援スピーチをし、必勝の決意を固め合いました。

 大きな拍手と歓声で迎えられた福山候補は、「困難な市民に手を差し伸べるのは行政の仕事ではないか。全ての人が尊厳ある人生を送れるようにしたい」と強調。門川市政が「行財政改革」計画に基づき進めてきた、敬老乗車証の値上げや民間保育園の補助金カットなどを元に戻すと明言。「立候補を予定する4人の候補の中で、市民に痛みを押し付けてきた『行財政改革』や北陸新幹線延伸計画の抜本見直しを公約しているのは私だけ」と訴えました。

 その上で、「学校調理方式の全員制中学校給食の実施」「子どもの医療費を拡充」など「子育て全力応援すぐやるパッケージ」の政策は、「市予算の1%で実現できる。市長のやる気次第だ。市民が動けば政治は変わる。今度こそ必ず勝ちたい。必ず勝とう」と呼びかけました。

 集会では、世界的に活躍するDJで音楽家の沖野修也さんが音響プロデューサーを務めたのをはじめ、子育て中の女性や保育士など幅広い市民や政党の代表らが登壇。応援の訴えをしました。

 京都市内でオーガニックスーパーを運営する会社の宗接元信代表取締役は、ビデオメッセージで「これまで、選挙で意見をいうことは避けてきた。でも、北陸新幹線延伸がもたらす地下水の渇水など自然環境の破壊を考えると空恐ろしくなる。もう黙ってはいられない。福山さんだけが計画の中止を訴えている。全面的応援をしたい」と述べました。

 日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員は「能登半島地震で政治の役割が問われている。こんなときに万博とは何事か。総予算13兆円に上る。こんな暴走はきっぱりやめて、被災につぎ込むべきだ。福山市長実現で、自民党政治、維新丸抱えの政治ノーを示そう」と呼びかけました。

今回、自主支援・自主投票を決めた社民党から佐藤大氏がメッセージを寄せ、れいわ新選組の安持成美氏、新社会党の駒井高之氏、井﨑敦子京都市議(無所属)が訴えました。

 この他、各行政区の住民、建築労働者、弁護士などが次々と歌やダンス、寸劇なども交えてスピーチ。「西京から福山市長を実現するぞ」「住み続けられる下京に」「建設現場の声を届けてくれる福山さんを市長に」「巨大給食工場センターを止めるためにも福山さんを市長に」などと、市政への要望や福山候補への期待を「90秒アピール」し、大きな拍手に包まれました。 

会場では立ち見出るなど2500人の市民が駆け付け、熱気にあふれました