京丹後市で訴える、たつみ比例候補(9月24日)

 総選挙での躍進を目指し、日本共産党の、たつみコータロー近畿比例候補が9月24日、舞鶴、福知山、京丹後の各市の会場で、「比例での共産党躍進で政治を大本から変えよう」と訴えました。

 京丹後市のアグリセンター大宮には約150人が参加。たつみ氏は、岸田政権の問題点と、政治を変える展望について丁寧に説明。岸田政権の特徴について、「やらんでいいことばかりやる政権」とたつみ氏。第一に、マイナ保険証をめぐり、別人とのひも付けなど命に関わる問題が続出しても強行を狙う姿勢を批判。ごり押しの背景に、個人情報を活用したい財界・大企業の思惑、国の社会保障の給付減・負担増の狙いがあると解説し、「保険証廃止はやめさせられます。総選挙での共産党躍進で、保険証を残せの声を届けさせてほしい」と訴えました。

 次に汚染水放出の問題をあげ、膨大な利益を生む原発を維持したい原発利益共同体の要求を背景に、政府が原発フル活用を進めるために引き起こしていると説明し、「企業団体献金をビタ一文受け取らない共産党が伸びてこそ原発のない社会をつくれる」と訴えました。

 最後に、大軍拡について、国会に歯止めをかける議席が少なすぎると指摘。通常国会で成立した軍需産業支援法には与党に加え、立民、維新、国民も賛成したことを示し、「反戦・平和で絶対ぶれない共産党を伸ばしてほしい」と訴えました。

大阪万博に1兆円、大型開発・無駄遣いの維新

 「大阪の人間なので維新について話したい」と切り出したたつみ氏。維新は90年代、大型開発で多額の借金を生んでいたオール与党政治の「改革」を掲げて登場したと説明。

 しかし、現在、総事業費がすでに1兆円と際限なく膨らんでいる万博に突き進んでいることを示し、「維新の姿は、かつてのオール与党政治の大型開発、無駄遣いそのもの。『改革勢力』とは全く違う」と強調しました。

 共産党について維新の馬場代表がテレビ番組で、「なくなったらいい」「空想の世界をつくることを真剣に考えている」などと述べたことに反論する中で、共産党の歴史について解説。戦前、共産党は国民主権や女性参政権、戦争反対という「当時、ありえない空想で、非国民と言われ逮捕されるため誰も言えなかった」ことを掲げていたと指摘。しかし、これらは新憲法のもとですべて実現したと強調し、「馬場さんの言葉は、治安維持法下で苛烈に共産党を弾圧し、非国民と呼んだ側にたつ者の話だ。この言葉への一番の反撃は衆院選で躍進することだ」と力を込めました。

山内5区候補 災害対策こそ本当の安全保障

 山内健・衆院京都5区候補は、8月の台風7号に伴う土砂流入などの被害を受けた地域では、以前から自治会として対策を要望していたところが少なくなかったと説明し、「岸田政権は5年で防衛費43兆円というが、住民が求める災害対策実施こそ本当の安全保障ではないか。総選挙で税金の使い方を国民の安全第一に切り替えたい」と決意を述べました。

参加者の声援に応える、たつみ、山内の両氏と京丹後市議選の4候補