署名の協力を呼びかける参加者ら(9月18日、四条河原町)

小中学校の給食費無償化も要望

「小学校のような全員制の中学校給食をめざす連絡会」は9月18日、京都市下京区の四条河原町で宣伝し、▽学校調理方式でつくる全員制の中学校給食の実施▽小中学校の給食費無償化─を京都市に求める署名への協力を訴えました。

行動には小中学生を含めて22人が参加。リレースピーチで、同会の清原正人代表は、中学校給食の調理方式について、アレルギー対応や地産地消を取り入れた小学校のように学校でつくる給食の実施を求めていることを紹介。「デリバリー方式やセンター方式では、みんなが望む給食にはなりません。署名に協力してください」と呼びかけました。

助産師の梅原ゆりかさんは、1975年と比べて日本人の出生体重の平均が200~300グラム減少しているとして、「思春期の女の子の栄養不足が理由と言われています。中学校での給食確保は大事」と話しました。

日本共産党の堀川あきこ衆院近畿比例(京都2区重複)候補は、教育無償化運動に取り組んできた経験から、給食費無償化の自治体間格差について述べ、「格差解消にむけ、国の責任による無償化実現に頑張ります」と訴えました。

この日の署名では、「小学校みたいに温かい給食を食べたい」(東山区の中学生)、「注文給食の子は少なく教室で食べづらかった」(30代女性)などと62人が応じました。

中学生と小学生の子どもと一緒に宣伝に参加した母親は、「子どもに、選択制の弁当は『おいしくない』と言われ、弁当を作っているが栄養バランスが偏る。小学校のような給食を実施してほしい」と話していました。

日本共産党京都市議団から山本陽子、えもとかよこ両議員が参加しました。

宣伝で訴える清原代表