気候変動対策を求める活動に参加する、松田のぞみさん(20)=大学3回生=は、気候変動問題や原発問題を学び、福島県大熊町で被災者の話を聞くなど、声を上げ、伝え広げたいと、3月11日に開かれる「バイバイ原発3・11きょうと」集会(午後1時半、円山公園音楽堂)でスピーチします。「原発に『絶対の安全』はない。だから、使わないという選択をしてほしい」

 地震や災害と地球温暖化の関係に関心があり、FFF京都のイベントや気候マーチに参加しています。居住地の滋賀県でもFFF滋賀に参加。昨年3月には福島県大熊町を訪問し、当時まだ帰還困難区域だったところで、いまだに子どもが見つからず探している人や自宅に帰れない人たちと出会い、話を聞きました。殺処分された牛の話も知りました。その後、日本科学者会議会員で原発問題に詳しい市川章人先生の話も聞きました。

 「原発事故から12年。被害や悲惨さを忘れてはいけない。あの時、感じたこと、学んだことを忘れずに生きていきたい。命が脅かされない社会で暮らすために、原発を使わないという選択をしてほしい」