第67回京都母親大会が6月26日、京都市左京区の京都教育文化センターで開かれ、オンラインを含め460人が参加しました。

 龍谷大学の奥野恒久教授(憲法9条京都の会事務局長)が「憲法をいかし、ひとりひとりが大切にされる社会を」と題して講演し、府内各地の運動を交流。「地球上から戦争も核兵器も原発もなくそう」「目前の参院選挙で、憲法が生きる政治へと転換させよう」などと呼びかける大会アピールと大会決議を確認しました。

核戦争から子どもの命守ることが運動の初心

 中尾牧会長は開会あいさつで、ロシアによるウクライナ侵略戦争について「最悪の蛮行が戦争」と批判すると同時に、核兵器禁止条約の発効により「核兵器のない世界」をつくる流れを紹介し、「日本国憲法に世界の流れが追いついてきた」と指摘。「核戦争から子どもの命を守ろうと生まれた母親運動の初心に立ち返り、私たちの運動を広げよう」と呼びかけました。

 講演した奥野教授は、参院選の結果によっては、改憲議論が本格化する恐れがあり、日本が軍事国家に向かっていいのかが問われると指摘。岸田自公政権が防衛費倍増を打ち出すに至る経過を、安倍政権時から振り返り、「対話を拒絶して軍事強化に走るのは最悪の選択」と批判しました。その上で、「人の生命と尊厳を守る、戦争はだめの思いを本気で追求するには『非戦、核廃絶、軍縮』を進めるしかない。憲法の持つ意義を対話で広げよう」と訴えました。

 運動の交流では、北山エリアの整備計画見直し、北陸新幹線京都延伸計画や年金削減などに反対する住民運動を交流。登壇者らは「参院選で、問題だらけの北陸新幹線京都延伸計画にきっぱりとノーを示しましょう」などとアピールしました。