京都青年会議所主催の公開討論会で発言する、たけやま候補(6月20日

 日本青年会議所近畿地区京都ブロック協議会主催(共催・日本若者協議会)の参議院選挙公開討論会が20日、京都市内のホテルで開かれ、京都選挙区(改選数2)の立候補予定者のうち5人が出席して、経済、ジェンダー関連、環境問題をテーマに政策を語りました。

 日本共産党の、たけやまさいこ候補は、経済政策について、物価高騰により営業も暮らしも成り立たないという府民の生の声を紹介し、「異次元の金融緩和」で円安をもたらした自公政権の「アベノミクス」を批判。格差と貧困を招いた新自由主義に対する対案として、党の「やさしく強い経済」(▽消費税を5%に▽大企業の内部留保に課税し、賃上げ促進▽年金削減中止、学費半減、給食費無償化─など5つの柱)を紹介し、「人にやさしく、経済成長する社会に転換させる」と主張しました。

 経済政策で自民党候補は、「国が長期計画を持ち、財政出動で前へ進めるのが重要」と抽象的な主張に終始。維新候補は、「規制緩和が必要不可欠」とし、解雇ルールを明らかにし、労働市場の流動化など弱肉強食の新自由主義路線を強調しました。

 各テーマの中で、選択的夫婦別姓の導入、生理の貧困など、ジェンダー平等の課題では各党の違いが鮮明に。

 選択的夫婦別姓について、たけやま候補は、「すぐに実現したい」と明言。自民候補は、「夫婦同姓は日本社会に定着。家族が同じ名で一体感生まれる」、維新候補は、「旧姓使用を使えるよう拡大」と述べました。

 また、「生理の貧困」に関わり、生理用品の購入負担の軽減策を考えているかと、会場参加者から質問が出ました。たけやま候補は、「権利の視点で、公的施設のトイレに無償で設置、非課税にして安価で入手できるよう考えている」と回答。自民候補は、「市民、国民のみなさんに理解を深めてもらい前に進める」、維新候補は、「何らかの対策を考えたい」と答えました。

 当日の模様は、YouTubeでライブ配信され、動画は7月10日まで視聴できます。