元気よく事務所を出発する、たけやま(左)、大門両候補(6月22日、京都市中京区)

 参院選が6月22日、公示され(7月10日投票)、18日間の選挙戦がスタートしました。日本共産党の、たけやまさいこ京都選挙区候補は、大門みきし参院議員・比例代表候補、堀川あきこ比例代表候補とともに、同日朝、京都市中京区の選挙事務所前で出発式を行いました。支援者や住民運動に取り組む市民らが駆け付けるなか、「大激戦区の京都から、たけやまさいこを国会へ押し上げて下さい。ご一緒に岸田改憲をストップさせましょう」と力を込め、虹色に彩られた宣伝カーに乗り込み、出発しました。

 出発式で、たけやま候補は、「だれもが不安なく生きていけるようにするのが政治の仕事」と強調し、消費税の減税、賃上げができる政治の実現を表明。また、軍事費増や核共有など、戦争の準備を優先する自・公、維新らの主張を批判し、「憲法9条を生かし、平和外交を進める政治を実現します」と訴えました。

 大門候補は、物価高騰に対し、物価引き下げに最も効果があるのが消費税減税であり、すでに90を超える国・地域が減税を実施していると指摘。「この消費税の減税を徹底的に訴え抜き、参院選で勝利して実現させよう」と呼びかけました。

 堀川候補は、「日本共産党を伸ばし、たけやまさんを国会に送り出すことは、戦争を絶対にさせないという民意を示すことになる」と、憲法9条を守り生かす政治の実現、党の魅力を訴え抜く決意を述べました。

軍拡許すのか、新自由主義の道を進むのか 京都選挙区は“二極対決”

 渡辺和俊府委員長は、自民・公明と維新が競い合って、軍拡や新自由主義の道を進んでおり、京都の選挙戦の対決構図は、“二極対決”が明瞭だと強調。「国民の立場で政治を変える旗を掲げ、野党共闘を願う府民の声を代表して訴えているのも、たけやまさいこさんだけ」と訴えました。

 4月の府知事選で候補者として奮闘した京都総評の梶川憲議長は、京都府内を縦断する「北陸新幹線延伸計画」を止めようとの運動が高まっていると指摘。計画を作ったのが自民・公明の与党プロジェクトチームで、計画に「問題はない」と賛成の態度を示すのが「維新の会」だとし、「京都府民は、この計画を許さないと参院選で決着をつけよう。(知事選で)私に寄せられた支援をさらに広げ、たけやまさんへ」と支援をよびかけ。

 穀田恵二党国対委員長・衆院議員は、与党と補完勢力が軍事一辺倒、軍拡を叫ぶ中、「100年、党名を変えない反戦平和の党。日本共産党の役割が極めて大事」と強調。大企業の内部留保に課税し、中小企業支援と一体で時給を上げる提案も、大企業にモノが言える党だからだとの述べ、「共産党を伸ばし、京都から政治の流れを変えよう」と力を込めまました。

 倉林明子副委員長・参院議員が司会を務めました。 市民環境研究所の石田紀郎代表、会社経営の白坂有子さん、アジェンダプロジェクトの藤井悦子さん、福山和人弁護士、中村和雄弁護士、日本共産の西山とき子元参院議員、党府後援会の代表者らが激励に駆け付け、紹介されました。