「はてな」リーフと独自リーフを手に対話する(左から)大西さんと加藤さん(大山崎町)

 公示日まで2カ月に迫った参院選で、日本共産党の勝利・躍進に向け、同党ならではの政策や値打ちを語る取り組みが各地で始まっています。大山崎町の円明寺団地西部地域を担当する同党支部と後援会は、党中央委員会作成の「はてな」リーフと併せて、「おかんの『?(はてな)』にこたえまーす」(B5判、4㌻)とネーミングした独自の宣伝物を活用し、後援会員の輪を広げようと動き出しています。

 このリーフは、同党・後援会ニュース「まんまる通信」の第18号として作ったもの。党中央委員会作成の「はてな」リーフの活用につなげるべく、誰にでも分かりやすく、平易な言葉で会話できるようにと議論し、工夫したものです。

漫才口調で軽妙な問答

 「おかん(母親)が言うにはな…」という漫才ネタの口調をヒントに、満男と丸男が問答するスタイルで、自衛隊、共産主義など11の項目を想定。時事ネタのイラストカットも依頼し、挿入しました。

 ロシアのウクライナ侵略が毎日のニュースで流されるなか、リーフでもこの話題を入り口に取りあげました。「おかんが、日本も憲法9条やめて、武装せなあかんて言い出したんや」と言う満男くんに、丸男くんが「『力には力を』って言いだしたら、プーチンと同レベルになってまう」と応じ、憲法9条を力に“戦争やめろ”の世論で包囲する共産党の考えを紹介しています。

 支部の会議でも、ロシアのウクライナ侵略に「対抗措置が必要ではないか」「9条を生かした外交だけでは物足りないのでは」と意見が出ました。読み合わせた「はてな」リーフにも「言葉が難しい」と感想が寄せられました。大西恭子さんは、「ウクライナ問題をめぐるマスコミの影響は大きい。分かりやすく、そして正確に党の考えを話せる資料の必要性を感じました」と資料作成のきっかけを話します。

 発案し、たたき台を作った加藤俊治さんは、親しみのある関西弁、漫才風で話しかけるよう工夫。「読んでもらえるよう、みんなで議論して何度も書き直し、言葉の厳選に苦労した」と言います。  支部・後援会では16日、井上治夫町議とともに地域を訪問。参院選に向けて、独自リーフを活用して共産党を知ってもらう対話を広げることにしています。

「しんぶん赤旗」の連載漫画「まんまる団地」と円明寺団地をなぞらえた同地域西部版の後援会ニュース「まんまる通信」第18号