京都「被爆2世・3世の会」が2013年から取り組んできた被爆体験者の聞き取りによる記録『語り継ぐヒロシマ・ナガサキの心』(ウインかもがわ)の下巻が1日に出版されました。12月18日に京都市中京区のラボール京都・ホールで、被爆者をはげます集いとともに、同書上下巻発行を祝う会(同実行委員会主催)が開かれます。

 上巻(A5判、521ページ)は2020年に出版。広島の被爆者35人分、長崎の被爆者15人分を収録。下巻(A5判、524ページ)では広島の被爆者33人分、長崎の被爆者12人分を収録。いずれも2200円(税込み)です。

 尾藤廣喜弁護士は「この本の被爆体験の語り継ぎこそ、私たちに核廃絶への旅の正しい方向を指し示す大きな羅針盤となることでしょう」とコメントしています。

 はげます集いと発行を祝う会は午後1時半から。団体や実行委員会から被爆者に見舞金やプレゼントの贈呈、子どもらのうたごえ披露なども行われます。参加費無料。

 問い合わせ℡075・811・3203(京都原水協)。