署名した政策協定書を手にする(右から)こくた、藤井、白坂の各氏(10月18日、京都市中京区)

 日本共産党のこくた恵二衆院近畿比例・京都1区予定候補は10月18日、京都市中京区の日本共産党府委員会で、市民連合「ユナイトきょうと」と京都1区市民連合の両者と、衆院選(19日公示、31日投票)に向けた政策協定を結びました。協定では、4野党と市民連合が結んだ共通政策6項目に加え、原発再稼働反対・廃炉や公共サービスを守ることなどの6項目が追加されています。

 政策協定書には、こくた氏と「ユナイトきょうと」事務局の白坂有子さん、京都1区市民連合呼びかけ人の藤井悦子さんが署名し、記者会見しました。

 こくた氏は、協定について「京都でも議論してきたことが反映され、画期的な内容だ」と強調。政権交代の必要性について、「生業(なりわい)を再建し、暮らしを元に戻すための選挙となる。また、ジェンダー平等、気候危機の打開は自公政権にはできない。だから政権を変えなければならない」と語りました。

 また、2015年の安保法制強行から始まった野党共闘の経過を振り返りながら、「6年間たたかい続けて、政権交代が現実的課題になった。私を京都1区の代表としていただいたのは身に余る光栄であり、絶対に勝たねばならない。百人力、一万人力を得た思いです」と述べました。

 藤井さんは、安倍・菅政権のもとで「コロナの失政で生存を脅かされる事態になっている。これを変えるには野党共闘で政権を変えるしかない」と強調。こくた氏について、「唯一の野党共闘の候補者であり、新たに京都で政策協定を結ぶことができた。こくたさんの勝利へ全力を上げたい」と語りました。

 政策協定書で、新たに加えられた6項目では、▽原発の再稼働反対と廃炉を推進し、持続可能な循環型社会の実現▽保育園・学校・保健所・病院・介護施設などを充実させ、公共サービスを守り育てる▽新自由主義的な労働者の非正規化と使い捨て、行政のアウトソーシングなど人間の使い捨てに反対する▽ひとり親家庭、民族的少数者、障がいのある方、女性、LGBT当事者などが不利益とならないよう、住民の多様性と人権を擁護する▽立憲主義と自治を尊重▽安保法制の廃止や憲法9条改憲の阻止など自由と平和を堅持する―政治の実現を求めています。