ソマリア沖アデン湾での英空母打撃群との共同訓練にも参加した、舞鶴所属の海自護衛艦「あさぎり」(舞鶴地方総監部のツイッターより)

 京都平和委員会、安保破棄京都実行委員会、舞鶴平和4団体(舞鶴地労協・新婦人舞鶴支部・舞鶴平和委員会・舞鶴原水協)は9月2日、京都府知事と海上自衛隊舞鶴地方総監に対して、英海軍空母打撃群など北大西洋条約機構(NATO)関係軍の舞鶴寄港、自衛隊との共同訓練の中止を求める要請を行いました。

 英海軍空母「クイーン・エリザベス」を旗艦とする空母打撃群は、7月にソマリア沖のアデン湾で、舞鶴所属の護衛艦「せとぎり」を含む海上自衛隊やオランダ海軍の艦船とともに共同訓練を実施。8月には、沖縄南方の海域などで対中国作戦を想定した米軍主催の「大規模地球規模演習21」に海自艦船や陸自水陸機動団、空自戦闘機、オーストラリアやオランダ軍の艦船と参加し、9月中旬に舞鶴をはじめ、横須賀(神奈川)、呉(広島県)、佐世保(長崎県)の各港に寄港するとともに、日本近海で自衛隊との共同訓練を行うと報じられています。

日米安保のNATO化に道開く

 要請書では、英国は年内にも新たに艦船2隻を「インド太平洋地域」に派遣し、数年内に「沿岸即応部隊」を派遣するとしているもとで、日米安保の「NATO」化への道を開くものと指摘しています。

 京都平和委員会の片岡明理事長は、▽NATO関係軍艦船の舞鶴への寄港を許可しない▽自衛隊と共同演習をさせないこと▽同空母打撃群内で多数の新型コロナ感染者が発生しており、感染防止の観点からも寄港をさせるべきでない―など各点を要請しました。
 
 要請に応じた京都府港湾局の担当者は、状況は承知しているとして、要請内容を検討し報告すると回答しました。また、舞鶴地方総監部への要請では、広報担当者が要請書を受け取りました。提出に際して、一行はNATO関係軍との共同訓練は、日本の安全を守るどころか、憲法9 条に反するもので舞鶴の港を危険にさらすものだと、共同訓練中止を求めました。