日本共産党京都市議団は8月24日、大雨被害と新型コロナウイルスの感染爆発に対し、対策の強化を求める緊急申し入れを門川市長宛に提出しました。

 8月12日からの大雨による市内での被害は、建物被害61棟、河川被害(溢水)4件(8月23日現在)などとなりました。申し入れでは、今回の被害を「知事が定める自然災害」として指定するよう京都府に求め、建物被害への救済策を講じることや、早急に被災者住宅再建等支援制度の独自適用を復活を要求。この他、溢水した安祥寺川・旧安祥寺川・白川の浚渫や溢水対策などを求めています。

 コロナ感染対策では、入院病床や重症者用病床の使用率が7割を超える(8月22日現在)事態を受け、入院・療養施設の確保や「中和抗体療法」の実施のため、臨時的医療施設設置を進めることを要求。各行政区に保健所機能を復活させ、地区医師会との連携を強めることや感染拡大が顕著な事業所、学校、保育園、学童保育所での定期的なPCR検査の実施を求めました。

 また全児童・生徒のPCR検査や分散登校・分散授業などを検討することや、自主的な判断で登校を見合わせた児童・生徒について欠席扱いとしないことを周知し、学びの保障を行うことを要望しています。