原発は人間を犠牲にしないと成り立たないエネルギー 舞鶴市で原発ゼロ京都北部アクション「安全より利益優先の原発推進姿勢にノー」

東京電力福島第一原発事故から15年を迎えるのを前に、若狭湾原発群(福井県)に隣接する京都府北部から原発ゼロを求める声を上げようと、「京都北部アクション」(同実行委員会主催)が3月8日、舞鶴市内で開催され、府北部各地から市民ら200人が参加。「安全より利益優先の原発推進姿勢にノーの声を上げ、再生可能エネルギーを広げよう」などとしたアピールを採択しました。
「脆化」ワースト10に高浜1号・4号、美浜3号
集会では、NPO法人「原子力資料情報室」共同代表の山口幸夫氏が記念講演し、政府が老朽原発の運転延長を可能とした問題について解説。原発の心臓部である、核燃料を収納する「圧力容器」が中性子照射を受けてもろくなる「脆化(ぜいか)」が進んでいる全国の原発ワースト10に、高浜1号、同4号、美浜3号の3基が入っている危険性を指摘しました。

参加者から「若い世代に原発の危険性をどう伝えたらいいか」との質問が寄せられ、山口氏は、「学校教育の中で原発(の危険性)を学ぶ機会は少ない。市民の側からの発信が重要」とした上で、「人間を犠牲にしないと成り立たないエネルギーであることを知ってほしい。映像の力も重要」と助言しました。
原発事故を二度と起こさない最大の保障はゼロにすること
ふくしま復興共同センター代表委員の野木茂雄氏がオンラインでメッセージを寄せ、原発事故から15年を迎えるなかで、家族も暮らしも生業も、地域のコミュニティーも破壊し、取り返しのつかない被害を与え続けていると告発し、「地震や津波が多い日本で原発の運転を続けることは無謀。原発事故を二度と起こさない最大の保障は原発をゼロにすること」と訴えました。
地域からの運動報告として、「原発ゼロをめざす丹後ネットワーク」が2012年8月から取り組んできた月1回の街頭行動が701回となっていることを紹介し、「高校生が飛び入り参加してくれるなど共感を広げています。原発ゼロ実現まで続けていきたい」を語りました。
藤井伸生さんがメッセージ「原発ゼロへ力尽くす」
19日告示の京都府知事選挙に立候補を表明している藤井伸生さんがメッセージを寄せ、「皆さんと心ひとつに、原子力発電に頼ったエネルギー政策を転換しようという声を上げ、原発ゼロの実現に向けて力を尽くします」と連帯の意を表明しました。
集会後、同市内でパレードを行い、「原発のない社会をつくろう」「フクシマの教訓に学ぼう」とアピールしました。





