府庁前でアピールする住民団体のメンバーら(7月2日、京都市上京区)

 京都府が進める「北山エリア整備基本計画」で、府立植物園(京都市左京区)に商業施設やイベントステージ、新たな出入り口の設置などを計画していることに対し、見直しを求めている住民団体らが7月2日、府庁(京都市上京区)前でのアピール行動や署名の追加提出を行いました。

 「北山エリアの将来を考える会」「京都府立植物園を守る会」「府立植物園整備計画の見直しを求める会」(略称:なからぎの森の会)の3団体による行動で、府庁前では50人以上がアピールしました。署名は、それぞれの団体から合計1万8000人分以上を追加提出し、第一次分と合わせて7万2452人分となりました。

 府庁前の行動では、「植物園は今のままで」「静かで広いままがいい」「賑わい施設はいらない」などのプラカードを掲げてアピール。

 高山植物の研究者として府立植物園でも仕事をしてきた森和男さんは、同計画に反対するために「府立植物園を守る会」を立ち上げ、署名を呼びかけた経過を述べ、「世界中の都市で、静かな環境に守られた植物園がある。京都の植物園もそのひとつ。貴重な都市の植物園を守るために最後の最後までがんばりたい」と語りました。

 「なからぎの森の会」の鯵坂学共同代表は、多くの市民とともに7万2000人分以上の署名を集めていることを報告し、「府が市民に説明会を開くことを求めています。西脇知事は、素晴らしい京都を守ってください」と訴えました。

 署名提出では、同計画を担当する大学改革等推進本部の中地則元事務局長らが対応。参加者らが、「きちんと計画を示し、住民の声を聞くべき」「植物園に賑わい施設はいらない」などと述べ、説明会の開催や、鴨川沿いの出入り口設置計画の有無など具体的な計画案について説明を求めました。中地氏は説明会を開催することは明言しましたが、開発計画の詳細については答えませんでした。

追加の署名を提出し、会見する3団体のメンバー(2日、府庁内)