京都市南区で6月20日、「若者食料支援&なんでも相談会」(同実行委員会主催)が行われ、約3時間で47人が訪れました。同区内での食料支援・相談会の開催は初。

 同実行委員会は、2015年の戦争法に反対するたたかいから始まった「総がかり行動南区実行委員会」の呼びかけで、同区の民医連加盟院所や民商、京建労、新婦人、生健会、社保協、民青同盟などで結成され、ビラ配布や宣伝、支援の呼び掛けを広げてきました。

 会場となった六孫王神社境内では、米、カップ麺、缶詰などの食品や日用品など約60種類が並べられ、訪れた人たちは、渡されたビニール袋に入れ、持ち帰っていました。

 民青のツイッターで知り、訪れた女性(31)は、飲食業の夫の月収が5万円減り、自分も早朝のアルバイトに出ているものの、月末になると食費が足りなくなり、カップ麺だけの日が増えると言います。「本当にありがたいです。子どもに野菜を食べさせたいので、ニンジンやジャガイモなどたくさんいただきました」と喜んでいました。

 左京区岩倉からバスを乗り継いで来たという片山淳子さん(83)は、「年金が少なく、切り詰められる事はすべてやっています。食料支援は本当に助かります」と話していました。

 この日に取り組みには、実行委メンバー以外にもボランティアや支援者ら約200人がスタッフとして支援に参加しました。同実行委の余田秋孝代表は「区内のスーパーからは格安で物資提供があったり、医療機関などからカンパも寄せられるなど、コロナ禍での連帯・共同の輪が広がっています。実行員会には若者も参加して、活気もあります。今後も幅広く支援活動を続けていきたい」と話していました。