日本共産党洛南、山城の両地区委員会は6月6日、京都南部地域(宇治市以南)を対象にした「オンライン演説会」を開き、総選挙での日本共産党の躍進と野党共闘に全力をつくす思いを一つにしました。

 大門みきし参院議員と、たけやま彩子近畿比例候補のトークをはじめ、保育士や農業生産者、高齢者からの質問、意見コーナー、たけやま候補の山城地域訪問動画を通して、総選挙に向かう党の姿勢や野党連合政権でめざす政策などを紹介。

 大門議員は、菅政権について、▽コロナ対策がまともにできない▽「戦争する国」づくりに執念▽「自己責任押し付け」政治―の3つの危険性を挙げて批判。コロナ対策で、持続化給付金や一律10万円の定額給付金などを野党が提案して実現し、運動とあわせて改善したことにふれ、「野党政権でコロナ対策を担えば、早いし確実」と訴えました。

 たけやま候補は、野党が組み替え予算案で提案していた中学校給食を含めた給食費の無償化の実現や共産党が訴えるケアに手厚い社会の実現に向け「政治を変えたい」と決意を表明しました。また、国会で審議中の住民を監視・規制する「土地利用規制法案」の危険性を紹介する「京都民報」(6月6日付)紙面を紹介し、「住民の命と暮らしを守るため政権交代を実現したい」と話しました。

 「使い捨て時代を考える会」の槌田劭さんが録画で登場し、憲法を守る一点での護憲野党の協力の重要性を強調。比例投票先では「私は日本共産党に入れます」と表明しました。

 最後に、渡辺和俊府委員長が、総選挙は、各野党の共闘の本気度が試されると述べ、野党共闘に引き続き力を尽くす決意を表明。「国政でも地方でも市民との共闘に努力してきた日本共産党が伸びてこそ野党共闘は確実に進む」と強調し、近畿比例での4議席獲得に協力を呼びかけました。