「5つのチャレンジ」の内容について対話する、ちさか氏(6月3日、JR山科駅前)

 日本共産党のちさか拓晃・衆院2区候補(党府委員会書記長)は6月2日、「あなたのための政治を~日本共産党・ちさか拓晃5つのChallenge(案)」(大要を別掲)を発表しました。同党がすでに総選挙に向け発表している「新しい日本をつくる五つの提案」(*)を踏まえ、コロナ禍のもとで、医療や福祉の現場、伝統産業などに携わる労働者の話を聞いた実態、食材を提供する「連帯ひろば」でのアンケート、駅頭やスーパー前での宣伝対話で見聞した声から、まとめたもの。

 Challenge(案)の項目は、①ケアワークにリスペクトを②広がりすぎた格差をただす③ジェンダー差別をなくす④気候危機を防ぐ⑤京都の文化と街を守る。

 3日夕にはJR山科駅前で同案のお披露目宣伝を行いました。自民党の京都市議と友人だという仕事帰りの男性(55)が足を止め、「共産党の存在は自民党の暴走を止める役割として必要だと思う。コロナ禍での政府の対応はひどすぎる。もっと民度の高い国だと思っていたが、このままではまずい。パンフは読ませてもらう」と話しました。

 ちさか氏は、学生や非正規で働く若者、シングルの母親、教師、看護師、学童指導員などと対話してきたと述べ、「コロナ危機を打開し、安心して暮らせる日本にしていくために必要な提案。小学生の父親として、京都の大学で版画を学んだ経験も活かし、市民と野党の共闘で、政権交代を実現させ、私たちのための政治を一緒に作っていきましょう」と呼びかけました。

 「ちさか拓晃5つのChallenge(案)」全文はJCP京都のホームページからダウンロードできます。

 *「新しい日本をつくる五つの提案」①新自由主義から転換、暮らし応援の政治に②憲法守り、立憲主義をとりもどす③従属・屈従外交やめ、自主・自立の平和外交へ④自然と共生する経済社会に⑤ジェンダー平等を実現、個人尊重の政治に

■「ちさか拓晃5つのChallenge(案)」大要

1、ケアワークにリスペクトを

・公立病院の統廃合、病院ベッド削減に反対。医療機関への減収補てん、診療報酬制度の改善

・介護、障害者福祉、保育の現場で働く人たちの賃上げ

・先生を増やしどの学校でも20人程度の少人数クラスの実現

2、広がりすぎた格差をただす

・高校までの教育無償化。大学・専門学校の学費半額、無償化をめざす

・学校給食の無償化。義務教育で残されている教育費負担をなくす。高校、大学生の給付型奨学金の拡充

・消費税5%へ減税。中小企業の19、20年度の納税免除

・最賃1500円に引き上げ。残業時間の規制を強化

・富裕層、大企業への減税措置を改め、応分な負担を求める

3、ジェンダー差別をなくす

・結婚した当事者が姓の同一か別姓を選択。同性婚を認める

・性暴力やハラスメントをなくす法整備

・2030年までに政治分野など意思決定の場での男女比を1:1にする

・自営業者家族の女性に社会保障などの不利益をもたらす所得税法56条の廃止

4、気候危機を防ぐ

・2050年までに温室効果ガスの排出ゼロを目指し、30年までに再生可能エネルギーの比率を4割以上にする

・原発ゼロ、廃炉をめざす

5、京都の文化と街を守る

・国の文化予算の大幅増額

・伝統産業の担い手の育成、販路拡大への支援強化

・北陸新幹線延伸計画、北山エリア再開発をストップ ・大規模災害に備えるまちづくりの推進。統廃合での小中学校跡地活用は、地元住民の合意で決定。地域コミュニティと防災の拠点に活用