京都市左京区の府立大学での1万人規模のアリーナ建設や府立植物園の開発など狙う府の「北山エリア整備基本計画」をめぐり、同計画の見直しを求める住民団体が取り組むネット署名に4月28日段階で1万5000人を超える賛同が集まるなど、大きな反響が寄せられています。

 署名を呼びかけているのは、今年4月に結成された「京都府立植物園整備計画の見直しを求める会」。同会の署名では、府が同整備計画で民間の資金やノウハウを活用して植物園を賑わいと交流エリアとして改変しようと狙っていることを告発。同計画に盛り込まれている、イベントのための大芝生での野外ステージ設置、北山通り側の植物園敷地内での商業施設建設、賀茂川沿いにあるバックヤードの縮小・移動などの見直しを求めています。

 4月24日からネット署名が呼びかけられ、わずか4日間で1万5000人を突破。賛同者のコメントでは「植物園の趣旨に反する開発はいらない」「京都府立植物園は、京都の宝。縮小はありえない」などの声が寄せられています。


 ネット署名はhttp://chng.it/LsqRxSxCHbへ。