ステッカーを貼って安全をアピールしたいと話す洲見理事長

 京都市など6市2町の個人タクシーの業者でつくる、全京都個人タクシー共済協同組合や京都個人タクシー協同組合昌栄会、個人タクシー互助協同組合などの7団体は3月6日から、新型コロナウイルスの感染を予防し、安心して乗車してもらおうと、加盟する個人タクシー約300台の車両に、抗ウイルス・抗菌効果のある「光触媒加工」を始めました。修学旅行シーズンを控え、安全安心のタクシーとしてアピールしたいと意気込みます。

 光触媒を使った抗ウイルス・抗菌対策は、自然の浄化力を使った環境浄化として、介護施設や病院、ホテルなどで使用されています。個人タクシーの協同組合では、昨年6月に同加工を実施し、今回で2回目です。タクシーの座席シートや天井、窓ガラス、壁面、扉など車内に光触媒を噴き付ける作業が6、7、13、14の4日間行われ、加工が済んだ車には、証明のステッカーを貼り、安全を「見える化」します。

共産党府議団バックアップで助成実現

 6日、加工に立ち会った互助協同組合の理事長、洲見雅義さんは「共産党府議団のバックアップで、府からの助成が実現し、運転手の負担は、昨年と今年の2回で約3000円で済みました。合わせて設置する空気浄化装置とセットで、安全対策を全国の学校に発信したい。ぜひ、浄化装置にも行政の支援を」と訴えます。

光触媒の噴き付け作業。約300台に行われる予定です