31日投票の宇治田原町長選挙で、「宇治田原町政を刷新する会」の今西久美子候補は選挙戦最終日の30日、地元・同町郷之口地区で歩きながら支持を呼びかけました。沿道で町民から次々と「公約を読んだ。小学校を残してほしい」などの期待の声が寄せられました。

 お茶を蒸す香りが広がるなか、白いコートに身をつつんだ今西候補は、汚職事件の全容解明、小学校統廃合の白紙撤回、高校生の通学バス代補助全額補助の復活などの公約をあげ、「大型開発のために福祉・暮らしを切り捨てる町政から、福祉と暮らしを守る、希望のもてる町政に刷新させてほしい」と訴え。 

 大平勲「会」共同代表も、「町政のうみを出し切れるのは今西久美子しかいない。勝たせてください」と呼びかけました。

 訴えを熱心に聞いていた女性は「小学校が統廃合されたら、遠い場所まで歩いていかなければいけない。本当に不安。白紙撤回を訴えている今西さんに町長になってほしい」と語ります。

 家の中から出てきた女性は「西谷町長は将来のことを語っているが、私たちは今の生活が厳しい。女性で庶民の暮らしの厳しさをわかってくれる今西さんにがんばってほしい」と期待を込めます。

 家の奥から手を振っていた女性は「お茶の生産をしていますが、コロナ禍で売れず、値崩れしている。今西さんには何とか地元産業を守ってほしい」と語ります。茶畑で作業をしていた青年は「(元町幹部の逮捕・起訴は)町民としては正直悲しい。今西さんに刷新してほしい」と語りました。

 同日午前、今西候補は新興住宅地でも街頭演説をおこないましたが、通りすがりの小学生から「学校をなくさないで」との声が寄せられました。