生活保護制度を利用している京都府内の世帯の中学生の学びを支援する目的で、学習塾代を奨学金として給付する民間基金が京都で設立されました。

 新設されたのは、京都府保険医協会の名誉理事長を務めた故・中野信夫氏の子息で、医師だった故・中野豊氏の遺族の申し出で、寄付の有効活用を検討して誕生した「中野豊こども夢財団」。

 理事長の竹下義樹弁護士、理事の吉永純花園大学教授が10月8日、会見して発表しました。奨学生の募集は、1年ごとに10人。2021年度から受け付け、学習塾代として月2万円(年間24万円)を給付。3月1日から5月31日までを募集期間とし、申請書などをダウンロードできるようホームページを作成します。

25日に財団設立記念講演会

 同財団の設立を記念した講演会を25日(日)午後1時半から、京都市中京区の職員会館かもがわで開きます。児童文学者の安田夏菜さんが「子どもをはぐくむ力とは?」と題して講演します。参加費無料。WEB配信も予定します。

 連絡先は、中野豊こども夢財団事務局☎075・241・2244(つくし法律事務所)。