城陽市の東部丘陵地開発の見直しを求める市民グループが8月6日、工事強行を中止するよう、奥田敏晴市長に申し入れました。

 「城陽東部丘陵地開発問題連絡会」(岩佐英夫代表)。同連絡会は7月末から開発の見直しを求めて、要望署名を呼びかけています。

 開発をめぐっては、大型商業施設のアウトレットモール建設計画が進められ、7月20日に城陽市が開発基本計画の協定を締結し、8月3日に事業者が工事に着手しています。

 申し入れでは、市民や議会に十分な説明を果たさないまま協定締結や工事着手に至ったとし、▽雨水を下流へ流さないことを基本にした計画へ変更し、保安林の解除を見直す▽砂利採取地に埋められた産業廃棄物をすべて撤去▽大渋滞を引き起こす開発を見直す▽開発への財政投入を見直し、福祉や教育の充実にあてること―などを求めています。