小中学校、高等学校などで2021年度から使用する教科書の採択を前に、市民向けの「教科書展示会」が京都府内で開催されています。

 中学校の「公民」では、「集団的自衛権行使容認」について積極的な評価や「国民主権」と「象徴天皇制」を一つの項目にして、天皇の役割を重視した記述のある教科書(自由社、育鵬社)、同「歴史」では、領土問題で政府見解の詳細な記述が目立つ(学び舎以外)などの傾向があります。

 人権と平和を大切にする教育と教科書をめざし、教科書の批判と採択の改善を求めている「京都教科書問題連絡会」は、子どもたちによりよい教科書を手渡すため、教科書を実際に見て意見を書こうと呼びかけています。

■小・中・高の教科書展示会場

【7月1日まで】京都市総合教育センター(9時~21時。木曜17時15分、土曜17時まで。日曜除く)▽右京中央図書館(9時半~17時。火曜除く)▽京都府山城、南丹、中丹、丹後の各教育局内教科書センター(8時半~19時。土・日除く)▽京丹後市教育委員会内、京都府総合教育センター内教科書センター(8時半~17時。土・日除く)

■小・中の教科書展示会場

【6月14日まで】伏見中央図書館(9時半~17時。火曜除く)

【21日まで】醍醐中央図書館(9時半~17時。火曜除く)

【28日まで】洛西図書館(9時半~17時。火曜除く)▽京都府立図書館内(9時半~17時。月曜・第4木曜除く)

【29日まで】八幡市民図書館内(10時~18時、土日は17時まで。金曜・第4木曜除く)

【7月1日まで】乙訓教育局内教科書センター(8時半~19時。土・日除く)、舞鶴市教育委員会内教科書センター(8時半~17時。土・日除く)

*各会場、コロナウイルス感染症拡大防止対策実施中。