保冷剤が挟める手作りマスク

 新型コロナウイルス感染防止対策でレストランや店舗を休業した上、物品を販売するイベントが中止となり、手作り商品の販売をメーンとする障害者が働く作業所が苦境に立たされています。「きょうされん」が運営するネットショッピングモールの「TOMO市」では、通所者の仕事づくりと売上、集客に貢献する「コロナ不況に負けるな! 作業所応援ショップ」(https://www.tomoichiba.jp/clp1pc15c163c2365o0of0v0.html)を立ち上げています。きょうされん京都支部に加盟する府内の作業所の応援企画として、自慢の商品を紹介します。

想いを形に

 「想いを形に」を合言葉に、障害を持つ所員たちの自立した生活を支援する事業を展開しているNPO法人「I and I」が、2007年に開所した就労継続支援・B型の作業所。19歳から65歳まで、精神や身体に障害を持つ50人が登録しています。新型コロナウイルス感染予防のため、作業所に来る日や時間をずらして通っており、月1万円にも満たない工賃がさらに下がっているのが実態です。

 「農業がやりたい」という声に応えて作った畑(約50平方メートル)には、サニーレタスや玉ねぎ、ミントなど十数種類の野菜を植えました。採れた野菜は同法人が運営するカフェ・バーで使いますが、たくさん収穫できた時は、事業所前でも販売します。野菜を育てる講習会に参加し、自分から水やりや雑草引きに取り組むようになった若者も。

畑でとれた野菜

 一番人気は洗って使える手作りマスク。大きさや柄も様々で、マスクの間に保冷剤が挟めるように工夫されており、夏場に向けて喜ばれそうです。すでに600枚を販売。ハートピア京都(烏丸丸太町)やハートプラザKYOTO三条(河原町通三条西入ル)、同嵐山店(天龍寺門前)で販売中(1枚300円)です。

 同事業所のサービス管理責任者の橘直樹さん(41)は「やりたいことを話し合い、ヘルパー資格を取った人やパソコンのスキルアップを重ねている所員さんもいます。一歩一歩実現できていく喜びを一緒に感じられることがうれしい」と話しています。

 【注文・問い合わせ】「ピースフルリンク」℡075・642・6322。